2022 アゼルバイジャンGP

2022年F1シリーズ第8戦アゼルバイジャンGPの決勝レビューです。

 

6月12日に行われたアゼルバイジャンGP。レースの舞台、バクー市街地は "Expect the Unexpected" なんてのがキャッチフレーズになるくらい毎年何かが起こるサーキット。ただでは終わらないだろうとは思っていましたが、ルクレールサインツをはじめとしてフェラーリPU勢のリタイアが目立つレースとなってしまいました。レース時の気温なども影響したのかもしれませんが、信頼性の面で今後に向けて不安が残りそうです。

GPハイライト

まずはGPハイライト。

1周目 スタート直後、1コーナーでルクレール (フェラーリ) が軽くタイヤをロックさせる。その間に2番手スタートだったペレス (レッドブル) がルクレールのインを突いてオーバーテイク、トップに立つ。ルクレールは2位に後退、フェルスタッペン (レッドブル) が3位に続く。

9周目 サインツ (フェラーリ)がメカニカルトラブルによりリタイア。今レース最初のDNF。サインツのリタイアでVSC (バーチャルセーフティカー) が出動。その間にルクレールがピットインしたことで、フェルスタッペンが暫定2位に浮上。

15周目 フェルスタッペンがペレスをオーバーテイク。ペレスにはチームからNo fighting との指令が出ていた。

19周目 フェルスタッペンがピットイン。ルクレールの後方でコース復帰。1位ルクレール、2位フェルスタッペン、3位ペレスの並びに。

20周目 首位走行中のルクレールにPUトラブルが発生し、フェラーリはダブルDNF。これによりレッドブルがフェルスタッペン、ペレスの1-2体制を築く。

24周目 周 (アルファロメオ) の無線にピットインの指示。そのままリタイア。

33周目 マグヌッセン (ハース) がマシントラブルによりリタイア。2度目のVSC出動。

37周目 角田 (アルファタウリ) のマシンのリアウイングが一部破損し、DRSが正常に機能しなくなる。角田はウイング修復のためにピットインを余儀なくされ、順位を大幅に下げる。

44周目 ハミルトン (メルセデス) が4位走行中のガスリー (アルファタウリ) をオーバーテイク

優勝はフェルスタッペン。2位にはペレスが続き、レッドブルが1-2フィニッシュを達成。3位はラッセル、4位にハミルトン。大健闘のガスリーは5位フィニッシュとなった。