F1 アゼルバイジャンGP 注目ポイントはココだ!
モナコGPにおけるマックス・フェルスタッペン (レッドブル) 優勝の興奮冷めやらぬなか、今週末迎えるのはアゼルバイジャンGP。ということで、アゼルバイジャンGPを前に、個人的注目ポイントを4つ挙げてみました。ぜひ最後までご覧ください!
① "強者メルセデス"再び?
前戦モナコGPでは、レッドブルに完敗したメルセデス。しかし、次戦バクーはメルセデスが最も得意とするコースの一つと言っても差し支えないでしょう。
何しろ、2016年から始まった4度のGPのなかで、優勝3回、表彰台にも毎年上がっているのです。また、ルイス・ハミルトンよりもバロテリ・ボッタスの方が、このサーキットを得意としている印象があります。
2019年アゼルバイジャンGP バロテリ・ボッタス (メルセデス)
ボッタスにとってはメルセデス加入以来、ワーストの走り出しとなっている今シーズン。得意のサーキットでポイントを稼いで、再浮上のきっかけとしてほしいですね。
② レッドブル、苦手を克服できるか
実はレッドブルにとっては、バクーは得意とは言えないサーキット。過去4年間で表彰台に上がったのは、ダニエル・リカルドが優勝した2017年のみ。同士討ちやマシントラブルにも見舞われがちです。
チームメイトのフェルスタッペンと接触し、マシンを降りるリカルド (2018年アゼルバイジャンGP)
しかし、今年のレッドブルならここアゼルバイジャンでも高い競争力を発揮するはずです。
ポイントリーダーのマックス・フェルスタッペンは、このサーキットで優勝経験こそないものの、前戦モナコGPで優勝を果たすなど、今年はさらに一皮剥けた走りを見せています。このまま勢いにのって、ぜひバクーでも優勝争いを繰り広げてほしいと思います。
対して、今季加入のセルジオ・ペレスはバクーを得意としており、フォースインディア時代には2度、表彰台を獲得しています。まだ予選ペースに課題を抱えてはいますが、ペレスが"勝てるマシン"でどこまで力を発揮できるのか注目です。個人的には初ポールポジションにも期待しています。
セルジオ・ペレスは、バクーで過去2度の表彰台を獲得
③ マクラーレンにも隙なし
過去4度で表彰台経験のないマクラーレンですが、今年は初めてメルセデスPUを搭載して、バクーサーキットに挑むことになります。シャシーそのものの競争力も高くなった今、強烈なストレートスピードを生かしたオーバーテイクに期待がかかります。
チームを率いる若きエース、ランド・ノリスは、今シーズンすでに2度表彰台を獲得しており、マシンにもかなり乗れている様子。一方、ダニエル・リカルドは未だマシンの適応に苦しんでいるようですが、バクーは2017年に優勝した経験を持つ場所で、決して相性は悪くないはず。抜群のチームワークも生かして、表彰台争いに絡む勝負ができると良いですね。
④ 伏兵?アストンマーティン
2021モナコGPで5位入賞を果たしたセバスチャン・ベッテル
2020シーズンと比べると苦戦しているアストンマーティンですが、前戦モナコではセバスチャン・ベッテルが5位、ランス・ストロールが8位と久々のダブル入賞。
バクーはフォース・インディア時代からチームが得意とするサーキットで、しかも2人はともに表彰台経験があります。堅実な走りができれば、表彰台も見えてくると思います。
読んでいただき、ありがとうございました!
いかがだったでしょうか。他にも「このチームが強そう」というのがあれば、ぜひコメントにてお願いします!